Rob Haitaniさんからのメッセージ
〜日本の熱心なファンの皆さんへ〜




この夏、Handspring社の夏季キャンプの際に
Handspringバンドのメンバーとして演奏中のRobさん。

(向かって左から二人目)


Rob Haitaniさんに、
「シンプリー・パーム」原著である
「Piloting Palm」についての感想を聞いてみたところ、
最後に来日したのは2000年秋以来、
忙しさとHandspring社の営業方針の変化のために
来日のチャンスがない彼は、
日本のPalmOSファンのことをとても気にしていた。

そこで、そんな日本のPalmOSファンへの
メッセージも寄せてもらった。

それが以下の文章だ。



なお、同時に聞いた
Rob Haitaniさん
「シンプリー・パーム」の原著である
「Piloting Palm」についての感想はコチラ


機長訳


   日本にいる私たちの誠実なるファンの皆さんへ

 私にとって、日本のPalmOSコミュニティは、ずっと心温まる場所であり続けてきました。

 まず第一に、真剣にモノ作りをしている人間にとって、その製品を使って楽しんでくれている人々と出会うことは、いつだって非常に楽しいことです。しかも、日本の皆さんは、活発な上にとっても情熱的です。

 以前、一人のエンジニアが私に向かってこんなジョークを言いました。「ある意味、怖いね。彼らは俺たちの製品のことを、俺たち以上に気にかけてんだぜ!」

 山田さんのJ-OSの噂を初めて聞いた時以来、こうした日本の状況を、私は「なんてスゴいんだ!」と思っていました。そして、私が日本に行く機会に恵まれた時には、皆さんやユーザーグループがまるで家族のように私を迎えてくれました。

 日本の皆さんの優しさとサポートに、私はとても感謝しています。

                ロブ灰谷


原文


As for our loyal fans in Japan, I have always had a warm place in my heart for the Palm OS community in Japan. First of all, when you spend your life designing products, it's always a pleasure to see people enjoy them. But the Japanese fans are so passionate in a way that is very stirring. One engineer once joked to me 'it's kind of scary, like they care about our products more than we do.' From the first time I heard about Yamada-san's J-OS, I thought this was something amazing. When I had the chance to go over and visit, I was warmly welcomed by you and the user groups like I was family. I'm very thankful for the kindness and support of everyone in Japan.



ロブ灰谷
Rob Haitani

日本では
オリジナル版のPalmOS日本語版の開発チームの
リーダーとして有名なロブさんだが、
PalmComputing時代から現在まで
Jeff Hawkinsの片腕として、
初代PalmOSマシンである「PILOT」や
「Treo」初号機などの
プロダクトマネージャーの一人
(ユーザーインターフェース専門)として
活躍してきたJeffチームの主要メンバーだ。

Handspring社勤務。

日系アメリカ人。



同時に聞いた
Rob Haitaniさん
「シンプリー・パーム」の原著である
「Piloting Palm」についての感想はコチラ