読者からの感想文



読者の皆さんからの
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のりすけさん


 10月26日に、パルマガBBSへ、リアル書店ゲット情報第一弾を書き込ませて頂きました、大阪在住の「のりすけ」と申します。

「シンプリー・パーム」やっと、読了しました。

 大変、興味深く読ませて頂きました。

 私の場合、コンピューター歴は、プロになって20年以上で、制御系のハード設計やプログラムやっております。

 パームデバイスの存在は、以前から知っていたものの、実際に購入したのは、今年になって、キャンペーン価格につられてm105を9800円で買ったのが最初です(その直後、Vxも立て続けに購入)。

 ですので、パーム歴は、まだ数ヶ月の若輩者です。

 それまで、ザウルスを愛用していたのですが、なぜかザウルスに比べて画面の小さいPalmに惹かれてしまい、購入後はインターネットでパームウェアを手に入れたり、自分なりのPalmデバイスにするのが楽しく、今ではすっかり手放せない存在になっています。

 そんな中、Palm系のサイトを徘徊する内に、それぞれの管理人の方のPalmへの思に触れるにつけ、その誕生や歴史については興味を持っていました。

 Palm関連の雑誌や書籍を購入するも、実用書ばかりの中で出会った、この「シンプリー・パーム」。まさに、待望の一冊でした。

 諸先輩方と違い、内容は今まで知らなかった事ばかり。驚きの連続。

 内容についてのすばらしさはもさることながら、この本を読んでいるときは何故か、愛用のVxを手元に置いてい、じくりながら、読んでいました。この小さいPalmの中にはこんなドラマが。そして、そのドラマは今も続いている・・・。

 この本を読了して、今まで以上にパルマガをはじめ、Palm系サイトに書かれている事への理解が深まり、より一層楽しめるようになったのは、いうまでもありません。

 これは、「Palmビギナー」にとっては、必携の一冊と感じました。

 関係者の皆さん、ありがとうございました!。

 乱文にて失礼いたします。



ぱたりろさん


 やっとの事で入手した「シンプリーパーム」
仕事の合間やら、仙台へ向かう飛行機の中やら・・・
この本の移動距離は他の追随を許さない・・・ってそんな事は関係ない^^;

読了したのも神戸三宮へ向かう電車内の事。本を閉じた瞬間に、思わずNX70Vを
取り出してメモ帳を起動!そこで書いたのは・・・

「これほどの物語がこれから起こるであろう出来事の序章に過ぎない」

色々と書きたいところだが、読み終わった瞬間に感じた偽らざる「感想」でした。
「オーガナイザー」としては成熟を見たPalmであろうと思いますが、これからの
「コミュニケーター」としての成熟を目指す道のりを私たちは目の当たりに
出来ると思うとドキドキする思いです。

『2つ折では携帯電話に先を越されたけど、もう黙っちゃいないよ!』
傍らのNX70Vがほくそ笑んだような気がしました・・・



chihiroさん@watanet personal side


 シンプリーパーム、読了致しました。

 読む前は記録としての内容と思っていたのですが、読んでみるとあくまでPalmを取り巻く人々を中心に描いていたところに、ドラマとして大変面白く読むことが出来ました。

 しかし、ストーリーとして面白い分だけ、細かいエピソードに年月日が記されていないことも多く、その点が資料的な面にも期待していた私には気になっていました。ですが、編集サイドでもそれをあらかじめ承知していたからでしょうか、読み終わった後に巻末に年表もがあったことに気付いたときには、思わず感心。

 こんな事を書くのはなんですが、機長のパーム航空の定期便などは日本語版パームが出る以前からのパームコミュニティの姿をかいま見ることができ、Palmをユーザーの視点からの歴史としてもシンプリーパームと同じく楽しく読むことができます。

 今回このようにシンプリーパームのような企業サイドからのPalm物語を皆さんに読んでもらえたのですから、今度はユーザーの視点からのPalm物語を、過去の定期便のリンク集などとしてまとめてみてはいかがでしょう?あらたに書き下ろして、などというのは大変なご苦労になるでしょうし。とにかく定期便の内容はそのままでも、今の新しい数多のPalmユーザーにも、Palmを取り巻くユーザーのドラマとして新鮮なのではないでしょうか?

 いえ、たんなる戯言ですので流してください。

 でも、私は、最初にPalmPilotを手にして、それまでさまざまに使ってきたPDAの類とは明らかに違う衝撃を受け、そしてそのPilotについて知りたいと思ったときにパーム航空があり、PalmFanがあり、様々なパームコミュニティのもりあがりがあり、その中でもパーム航空は親しみやすい文章の中に歴史が蓄積されていたので、多くの「今」を切り取るホームページとは一線を画していたのです。そしてPilotの機械としての完成度の高さへの技術的な感心以上に、それを取り巻く人々のエネルギーを感じることが出来たのです。

 こういう事もやっぱり知って欲しい。

 Palmは単なる機械じゃない。さまざまに人と人とを繋ぐ事ができる、コミュニケーションデバイスなんですから。パームで繋がれてしまったユーザーが何を生んできたのか。

 いえ、たんなる戯言です。すいません長くなりました。
とにかくシンプリーパーム、よかったです。



枕さん@ぱむかな?


 実質、二日ほどで、読み終えたでしょうか。
 こういったビジネス書の類はあまり読んだ事がないので、ちょっと頭痛がしています。小説だったら文庫本一日4冊読んだりするのに。

 ども。『ぱむかな?』という、ちっちゃなサイトを運営している、枕、と申します。とある家電量販店の情報関連機器部門に所属しており……解りやすくいえば、趣味が高じてPDA担当になった、販売員です。

 私のような小売店営業がお目にかかるメーカーの人というのは、販売部門の一担当の方であって、設計をしたとか企画をしたとか言う人には、今まで会ったこともないのですが、それでも『シンプリーパーム』の内容は、身近なコトとして読む事が出来ました。
 新しい商品を――それも新しいジャンルを開拓するような商品を扱うことは、小売店にとって、すさまじいまでのリスクです。当たればいいのですが、当たらなかったら……? 永久に処分できない不良在庫のせいで定番商品をストックしておく倉庫のスペースを失うことは、耐え難い苦痛です。けれども、時代の先端を行く商品を自ら扱うというのは、時代の先端を行く機械を自分で持つということよりも、はるかにスリリングなコトなのです。
 本書は、そんなスリリングな商品を作った連中の事が書き連ねてあります。スピンオフとかストックオプションとか、枕の人生にはしばらく関係のなさそうな事が大きな出来事として書かれているのですが(レイオフは関係ありそうで、なんかイヤです)、まあ、そういったハードルを越えて、連中がベストを尽くそうとあがいている姿が、ここにはあります。決してかっこよくないところもあるのですが、それは現実にあったことで、私が手に取っているm500も、そんな荒波を乗り越えてきた『相棒』なのです。『相棒』が私の手のひらに収まるまでにはいろんな事があって、ようやく私は、そのことを知る事が出来ました。
 買ったばかりのm500の液晶に曇りのようなものがついていたこととか(どうしても納得行かず、不良交換としました……本当に不良だったわけです)。買った数週間後に大幅な値下げが行われて、株価下落後のパームコンピューティングの社員以上にがっかりしたこととか。数ヶ月に一度、販売上の問い合わせのためにパームの日本法人に電話を書ける度に担当の方が変わった(前任者退職のため!)こととか。
 いろいろあったわけです。
 それらの事が、全て本書に書いてあるわけではありませんが――私が期待していた、日本市場における動きはまったく触れられていませんでした――『ああ、いろいろあったんやねぇ』と納得したり感心したりする事が、出来ました。


 目も疲れてしまったことですし(眠い目をこすりながら読んでいたので、小さな活字に目が参ってしまったのです)、しばらくはゆっくりと内容を反芻することにします。
 そして、私は夜が明けたら、またいつものようにm500を腰にぶら下げて、出勤するのです。
 何もなかったかのように。
 スリリングな商品を扱うために。



kimさん@Palm Island


 KsDatebookなる予定表の置換えソフトをほそぼそと作っております、kimこと木村と申します。

 正確に言うとまだ読んでいる最中なのですが、途中段階でありながらあまりにも面白く、はまってしまったので、つい筆をとってしまいました。

 正直最初は様子見を決め込もうと思ってたのですが、各サイトの皆さんの記事を見るうち、「これは買っておかんと、なんか後悔してしまうのでは...」と思うようになり、昨日ようやく手に入れることができました。

 とりあえず、350ページ程読みましたが「あっという間」でした。これだけ、一気に読んだ本、今までになかったと思います。これから、いよいよ「ハンドスプリング編」(?)を読み始めるところです。かなりわくわくしてます。

 まだ途中ですが、ここまで読んだだけでも、ふふふさんがおっしゃっていた「すばらしい人々」というのを実感しました。お世辞抜きにちょっと感動してます(すこし大袈裟ですが...)

 とにかく買って良かった。

 ということで、いまさらではありますが、バナーも貼らさせて頂きました。

 何だか良く分らない内容になってしまいましたが、とにかくこのような本に出会う機会を与えていただいた機長さんはじめ関係者の皆様方に感謝いたします。どうもありがとうございました。

 これからもがんばって下さい。

(さあ、残り一気読みっ!!)



mizuno-amiさん@Palmなお部屋


 感想文というほど、大袈裟ではないのですが、やはり素晴らしい内容です。
今日の日記にも書いたのですが、長く愛されるモノは、その生立ちまでも
素晴らしいと思いました。


 無謀とも言える英断や、神のいたずらとも言える絶妙のタイミング、
その他様々な時間軸が絡み合って誕生に向う様子はドラマ以上の
ドラマとしか言いようがありませんね。
また、私の前の愛車、ミニクーパーの開発秘話にも通じるような所もあり
親近感もわきました。

 いやぁ、分厚いながらも、時間を忘れて読んでしまいますね。
そして、モノを作ることは、面白い!
と、手元に届いた某M社の新しい開発ツール販売のDMを見ると溜息が。
本当に、この人達は面白いかなァ…(笑)



吉田さん


<シンプリー・パーム〜Palmとは身の近くにあるモノなり>

 先日の連休に、『シンプリー・パーム』を一気に読みました。

 私は94年の夏にホノルルでNewton Message Pad 110を購入し、PDAデビューを果たしました。日本語化だMacとのシンクロだと、過大な投資を繰り返し、精根尽き果ててNewtonと別れた後、市井に現れたPalmPilot。気になりつつもNewtonの二の舞を恐れて手が出せず、99年にWorkPad日本語版を初めて手にしたとき、再びPDAというものの理念を感じることが出来て非常に嬉しかったことを覚えております。

 その後、特に意識をしないまま、新たに登場したVisorに惹かれて、Visor DX、Edgeと続けて使い、今に至ってます。

 ちょっと後付でエラソーに言わせていただくと、あの当時Visorを選んでいたのは実はJeffとDonnaらが突き詰めていったものと、自分の中でのPDAという世界に求めるところがシンクロしていたのではないかと感じたのです。

 日本から撤退した今はともかく、スピンオフのかなわなかったPalmかHandSpringを興し、様々なアイディアを元に創立時のPalm Computingの理念を再構築した二人の思いというのがVisorの中につまっていたのだということを確認し、感無量の思いです。

 この本の中の一側面だけを捉えると、Palm本体が駄目でHandSpringが素晴らしくてSONYとその他のメーカのことはよく知りませんという構図になりがちですが、Pen Computingという、一度はダメになったジャンルに果敢に挑戦し続けている彼らにさらなる期待を抱いております。

 そして、PDAと"Knowledge Navigator"の間を埋めていくために、個人的には一ユーザであり、また、ビジネスの上では一コンテンツホルダでありという私の立場の中で、何をなしていかなければいけないのか、その指針をこの本は示してくれたのではないかと思います。

 正直、Palmに対して最近マンネリ感を抱いていたところがありましたが、『シンプリー・パーム』が新たな風を吹き込んでくれました。嬉しく思います。

 末筆ながら、編集に携わった方々に多大なる感謝の意を込めて。

 ありがとうございました。



河豚@千葉(ちばのふぐ)さん


 「ぱるまが」誌上で大々的に宣伝されていた「シンプリーパーム」ですが、購入後3日で読了いたしました。


 私は他の方のようにWeb上での活動も特にしておりませんが、日々PalmOSマシンをビジネスでまたプライベートで楽しく使っている一ユーザに過ぎません。また、小口ではありますがPalm社の株主の一人でもあります。


 今回、このような本を手に取ることが出来て大変嬉しく思います。
私とPalmマシンとの関わりの始めは約2年前にVisorDeluxeをソフマップにて中古で
購入した事がきっかけでした。パッケージの箱に書いてあった「Palmの開発者から・・」という文言を読んで「何でわざわざこんな事をかいてあるのだろう?」と当時は不思議に思ったものです。

 その後Web上のいろんな場所でPalm社とHandspring社との関わり合いを読むにつけ、大まかに自分なりに理解できましたが「シンプリーパーム」を読んで、さらに理解を深める事ができました。


 「ぱるまが」及び機長さんに感謝です。


 読了後、もう一つの感想としてはHandspring社の日本市場撤退はやはり残念だったという点でしょうか。今更言うまでもない事なんでしょうが、やはりHandheldComputing部門としてVisorのラインは残して欲しかったと思います。



Bishopさん


 11月2日の夕方、仕事帰りの書店で1冊買いまして、翌3日の朝も加えて5時間ほどで読ませていただきました。少し自己紹介させていただきますと、私のPalm歴は約2年で、WorkPad30J、Visor Prism(2台)、CLIE SJ30と使っております。

 先日、1台目のPrismのバッテリーが急にDeadになって「Palm機のない日」がいかに不便か、と思い知らされ、慌てて次の日に2台目のPrismを買ったばかりです。その後事情があってハイレゾ機が必要となり、今はSJ30がメインですが、ほんとに手放せなくなっております。

 そして、個人的な興味から、経営理論や仏教理論を他の本で読んだりして
おります。

 機長さんの「すーっと読める」本へのご努力と、2年使ってきたこともってか、知っていることが比較的多いために、楽に読めたと思いました。感謝いたします。

 読後の感想ですが、まず、21ページの写真のジェフ氏の印象に驚きました。創業者ということで、もっと「念の強い」タイプかと予想してましたが、春の風みたいな感じにお見受けしました。

 そして、パームの簡潔な造りについて、改めて「捨てることの大事さ」を認識しました。仏教の言葉ですと「執着を捨てる」と言いますし、聞いた話ですと、本を書く時は「何を書くか」より「何を削るか」が大事だ、と言う人もいるようです。あれもこれもと欲張ったハンドヘルドがことごとく失敗に終わり、簡潔なパームが成功したのもその「捨てること」が大事なことの証左だな、と思いました。

 そもそもパソコンにしても、ざっと言うとその機能の20%も使っていないわけですが、それでも十分に役に立っているということは、よく使う機能に絞れば、十分使えるし、安くもできる、ということなのでしょう。

 私自身、パーム機の前には、IBM PC110とかシグマリオン、MobileZなど小型機で使えそうなのは一通り手を出しましたが、これだけ長く使えてしかも1日でもないと不愉快になる、というのはパームが初めてだと思います。そういう意味で、ジェフ氏の洞察力には素晴らしいものがあると思いました。

 あと印象に残ったのは、ドナ氏の「顧客指向」も成功の要因の一つだと思った点です。お客さんの目で自分たちの仕事を見る、というのは、知っていてもなかなかできないことですから・・。

 最後に、いろいろ理論を学んでもなかなか実感が湧かないものですが、それは実例を知るか、経験することで理解が進みます。この本は、経営を学びたい人にとっても、ひとつの素晴らしいケースとして、しかも現在進行形で、手元の機械を通じて、自分が一緒に経験できる、貴重なものだと感じました。

 ほんとはもっと早く読みたかったのですが、本がなかったり、こちらの都合がつかなくて今日になってしまいました。

 ありがとうございました。



敦仔さん@gwj


昨日朝方に「シンプリー・パーム」が到着しました。
三連休の初日という絶好のタイミングで(^^)
一気読みを敢行して昨晩までに読了してしまいました。
や〜、面白かったです。
どれくらい面白かったかと言いますと、
無言で読み続ける私を見た家族が次々に
「…そんなに面白いの?」
と質問して来たくらいです(笑)

簡単な物ですが、私も感想文を寄せさせて頂きます。

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まずは、私の元にこの本が届いたのが三連休の初日だった幸運に感謝。
平日に入手していたら公私ともにそわそわした一週間を過ごすところでした。

読みながら、心に浮かんでいたのは下記のような至極ありふれた言葉でした。

○企業は人なり。
○船頭多くして船、山に上る。

ズーマー開発の下りなぞ、身につまされる事多々。

さて、コンシューマが商品に代価を払うのはどんなときでしょう。
まずはその商品が画期的新機軸だったとき。
初代Pilotはそれが故に大ヒットとなりました。

画期的新機軸に競合商品が生まれ、その差が小さくなったとき。
ある種のコンシューマ(私含む)は商品に「物語性」を求めます。
欧米メーカの半分の歴史しか持たない日本の自動車メーカがあたる「壁」
がここにあり、彼らは必死でメルセデス達の持つ「歴史」に対抗できる「物語」
を紡ごうとするのです。
ホンダに続きトヨタまでがF1に参入したことがこれを証明しています。

本書「シンプリー・パーム」に綴られたパーム誕生の歴史は、
自動車の一世紀に渡る歴史に比してわずか十分の一という短い期間の物語です。
しかし、そこに展開する物語の濃密さは読む者を驚愕させます。
読了した今、自分の手にあるパームデバイスに、
所有する誇りを感じさせてくれる「物語」があったことに喜びを感じています。

そして、禅を語るには少々破戒僧じみたNX70Vのむこうに、
井深大とソニー伝説を透かしてみるのも所有者の自由だよな、
と妙ちくりんな自己満足に浸ってもいます。
これも代価を支払ったコンシューマに与えられた権利の一つですから。

最後に。

Pilot発売に先立って、「Taxi」の商標が登録できなかった幸運に感謝。
ひょっとしたら、我々は

「パーム交通の運ちゃんが翻訳監修をしたDriving Palm」

に出会っていたかもしれないからです...f(+_+)☆\(-_-メ)バキッ!

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以上、少々興奮気味な感想でした(^^;)



あらきさん


昨日ようやく読了しました……といっても、買ったのが
火曜日ですから、三日で読んでしまったわけです。

まず、その時点で思ったことは「続きが読みたい……」(笑)
続きは現在進行形なわけですが、非常に、興味をそそられ
ました。

PDAに関していうと、ジェフが思い描いたように、オーガナ
イザから始まって、CPUの進化、電池の進化などを経て、
通信機能を内包し、いよいよパソコンのようになって来て
います。
しかし、根底に流れる、「パームの教え」は変わらずに、
あり続けていると、同時に感じます。

現在進行形の、続編を、一緒に見守っていきたいと思います。

読み終えて、パームを使う時に感じる気持良さの元がわかっ
た気がします。

このような本に巡り合う機会をくださった皆さんに感謝で
一杯です。

書きたいこと、感じたことははもっと沢山あるような気が
していますが、感想もシンプル・イズ・ベターで(^^;



WOMBATさん


『シンプりーパーム』を読んで

 まず今回、この本に触れて、理解した事がひとつ。

 「私みたいなものがあれこれパームを語るのなら、この「シンプリーパーム」を読まなかったコトにしなくちゃいけない。なぜって、この本の中にパームに関するすべての解答が用意されているから」

- - - - - - - - - - - - - -

 という事で、シンプリーパームを読ませていただきました。とにかく予想を上回る衝撃と感銘を受けました。そしてたくさん勉強させていただきました。

 今までも個人的に影響を受けてきた本はたくさんあります。ただそれは今のところ、いわゆる啓蒙本やビジネス本の類いではなく、自分にとって好きな人や物の本だったりします。「気分はグルービー」「竜馬がゆく」「ジョンレノン・インタビュー」「ホーキンス宇宙を語る」…。その意味ではそれらの延長線上として”大好きなパーム”をベースに、この様な本が読める事をたいへんうれしく思いました。それととても勉強になりました。

 結局、パームを知らなければ言葉や機械そのもののニュアンスも分からず、難解な本には違いないと思いますが(失礼)、好きであるがゆえ、いろんな文言が素直に頭に入って来ます。またそれと同時に、時代は微妙に違えど、今の自分と大して変わらない年齢の登場人物たちの「夢」というより、現実的な「ビジネス」としての行動の軌跡はかなり衝撃的でした。

 そもそも、冒頭でちょっと”戯れ”を書きましたが、私などはもっとパームに対して簡単に考えていた面があります。いわく、パームの成り立ちなんて、まずは小さくするというアイデアがあって、その過程で「ポン」とグラフィティをひらめいて、製品化して、ホットシンクなどのアイデアも優れていたので瞬く間にヒットして、やがて(直感的に動く人物と思っていた)ホーキンスなどは自由を求めて外に出て、ハンドスプリングを立ち上げる…などなど。ま、正直に言えば、安易なシンデレラストーリー的なイメージだけを、頭に描いていたんですね。要はアイデアだけの勝負だったのではないか、と。

 でも、それはよくよく考えてみれば分かりそうな事でしたが、どんなものでも「新しくコトを始める」って事は、とてつもないエネルギーや信念が必要。ゼロからのアイデアを製品にする事。それを周りに理解させる事。そんな仲間を増やす事。そして自分自身の「自信」を維持する事。そのあたりは、特に今回の生々しいまでのドキュメンタリーに触れる事で、まさしくドナやジェフも同様な熱意やエネルギーをそこに注いだ結果としてのパームだったんだなぁ、と認識を新たにしました。

 ま、ある意味、パーム本体そのものから(私が勝手に)感じる設計思想は、そんな怒涛の展開を予想させない程、シンプルでとてもヒューマンライク。ま、物を作るにあたっては、最後のディテールの1、2mmが重要なポイントだとはよく聞きますが、本当に、そんな1、2mmの間にものすごい情熱があったんだなと思わせるストーリーでした。

 余談的に申せば、実用部分での「現金は女王様」というキーワードも心に響きまし
た。まずは管理が大事って事ですよね。でも、途中のスリーコムとのやりとりの中の「クラリス方式」というのが、どうも素養がないようでよく理解できませんでした(経営者にはなれそうにないな…笑)。

 何はともあれ、日本語版作成に、想像するに相当な苦労と尽力をいただいたみなさま。いい本をありがとうございました。2400円、全然、問題ありません。



栗平五月さん


 はじめてお邪魔させていただきます。

 「シンプリー・パーム」、新橋駅前の文教堂書店1Fの新刊書コーナーの、出入り口にいちばん近い場所に平積みされていました。本日昼の時点で7〜8冊はありました。

 わたくしは普段、Visor Edgeを仕事のスケジュール管理中心に使っているだけでWeb上で仄聞する、いわゆる趣味的なパームコミュニティとは、(心情的にも)縁もゆかりもない1ユーザーですが、「シンプリー・パーム」を少し読んだだけで自分があまりたいした思い入れもなく使っている道具を造りだした人たちが、いかに魅力的なひとたちかということが直感できました。

 考えてみればわたくしは、Visorを購入してこのかた操作面で特段ストレスに陥ったことはいちどもありません。最初から、併用している紙の手帳とほとんど同様に、手になじんでいます。

 しかしこの、あたりまえのように感じていた使用感がパームの最も本質的な部分なのだとこの本を読んで再認識させられました。

 パームに出会ってよかったとはじめてそんな気持ちになりました。今晩家に帰りのこりを読み進めるのが楽しみです。

 長文失礼いたしました。



mskahn@mobileさん


 私はWorkpad c3からパームに入門し途中浮気をして現在、c505/Treo90のユーザである(今もってどちらをメインに据えようか迷っている)。断片的な情報は持っていたが、この本でパームの歴史を概観できて本当に面白かった。しかし、読了後ちょっと鬱な気分にも見舞われた。喰うか喰われるか、これは今も続いている話だ。なによりホーキンスが自分で起こしたPalmは今、別の組織だ。

 「たられば」は禁句だが、3comからのホーキンスらの最初のスピンオフが成功していたらどんなパーム世界になっただろう?と思わずにはいられない。

 やっぱりTreoをメインに据えようかとい気持ちになったように、この本によってHandspringを応援する人達が増えることは間違いないと思う。



ふふふさん@vega21.com


シンプリー・パーム、一気に読みきりました。
いやもう、読んでいる間、ずっと興奮しっぱなしでした。

 パームに興味を持っている人は必読の内容だし、監修者(機長さん)が書かれているとおり、パームに興味を持っていない多くの人にも是非読んで欲しい内容だと思いました。

 まず、Palmコミュニティの人間としては、、今まで謎だった部分や疑問に思っていた事の多くがこの本で明確になりました。読んでいる最中に「あ〜、そうだったんだ」と何度も心の中で叫びましたから。

 そして、一般の人が読めるビジネス書としても素晴らしい。

 私は仕事柄、ビジネス書(特にIT関連)と呼ばれる書籍を読むことが多く、特に話題作は数多く読んできました。別に自慢ではなく、仕方ないんですが。

 有名どころを挙げれば、THE GOALジャック・ウェルチ わが経営iモード事件とか、その他マイクロソフト(ビルゲイツ)成功物語の数々、アップルコンピュータ関係の読み物、IBM経営のうんちゃらなんちゃら、とにかく数え切れないほど読んでいますそして、シンプル・パームはそれら評価の高い本と比較しても、けっして遜色ないというか、私自身はむしろ共感し、教わる事が非常に多かったです。


 そして、シンプリー・パームを読み終えて一番強く思ったこと。

 今まで私は、「パームってなんと素晴らしい製品なんだ!」と思っていましたが、実はそれは違っていたということ。

 いや製品としては、実際素晴らしいのですが。でも違うのです。

 本当に素晴らしいのはパームという製品ではなく、パームを作った人々(ジェフ・ホーキンス、ドナ・ダビンスキー、エド・コリガンをはじめとする人々)なんだって事を、今回本当に実感しました。

 これが、私にとってのシンプリー・パーム最大の感想でした。









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