[3646] 困ったら基本に帰ろう 投稿者: 投稿日:2003-09-17 (Wed)
●追加情報アリ
九月十七日から開催されていた「PC EXPO 2003」において、ソニーが「CLIE」の新製品を参考展示しました。
AV機能やネットワーク機能などを省き、基本のPIM機能に特化して価格を抑え、薄型軽量で多様なカラーバリエーションを用意するなど、PDAの普及を目指す姿勢を示した製品となっています。
■原点回帰? デジタル手帳型CLIEが参考出展 (ZDNet News Mobile)
詳細な仕様などは不明ですが、価格は二万円前後、発売は年内と見られています。
個人的には大変興味深い展開だと思われます。戦略的な価格設定がともなえば、「PDAというものに興味はあるが購入にまでは踏み切れない」という潜在的なPDAユーザー層を取り込むきっかけとなるのではないでしょうか。また、「PDAは基本的にPIM機能しか使わない」というユーザー層(私もそうですが)にもかなりアピールすると考えられます。
ついでながら、同時に展示されていたCLIE用投影型バーチャル・キーボードも興味深い一品です。
【追加情報】
出来ればこれを、2万円といわず、無理してでもいいから1万円台で発売して欲しいと思う。しかも、1万円台の後半じゃなく、ちょうどZireのような値段(99ドル)で。
かなりしんどいとは思うけど、それぐらいのダイナミックな挑戦をしないと、PDA初心者の触手は今、なかなか動いてくれないと思う。さらに、最近では低価格路線の旨味を覚えてきたPocketPC各種との差別化も苦しいかも、と思う。
既成ユーザはともかく、PDA初心者を撃墜するなら1万5千円に限りなく近い価格設定を希望!1万5千円を切るなら本当に素晴らしい。こうした価格設定はとってもしんどいことだろうとは思うけど、SJシリーズと初代Zireの販売実績の違いは根本的にそこにあったと思う。価格!価格!価格!
今後、Palm社、つーか、PalmOne社が日本に再び帰ってくるならともかく、とうぶん日本はSONY一社で頑張るというなら、超攻撃な価格設定を希望!攻撃のターゲットは、ライバル社というよりも、PDA初心者!SONY社は価格設定で勝負する会社じゃないというのは知ってるけれど、そこをあえて希望!…すでに価格設定から開発始めちゃってるだろうし、とっても難しいだろうということはわかってるんだけどもね。