[2446] 勇敢なカナリア 投稿者: 投稿日:2002-08-05 (Mon)
●by 機長

<タマキとケンサツ>

 三井環事件には相変わらず敏感な機長だ。理由は簡単だ。メジャー新聞系のネットニュースがなかなか情報をしっかりと伝えてくれないからだ。(※参照=拙記事「荒れ模様。」(Date: 2002-08-02))

 ところが、この番組だけはしっかりと伝えてくれている!

■8月3日放送 追及!「検察の裏金」疑惑〜三井被告が獄中告白!これが裏金作りのカラクリだ〜(ザ・スクープ)



 土曜日の午前10時50分から11時45分というレギュラーで視聴するには、きわめてうざい時間帯に放送されているこの番組だが、例によって同サイトを見ればいつでもネット経由のストリーミングで、再放送を見ることが出来る。

 ところで、三井環事件としては第三弾になる今回の内容は、驚くべきことにかなり真相を掴んでいる!まずはこの事実に驚かされる。とくに、検察庁の現役&OBへの電話インタビューの結果は、その報道内容に偽りがなければほぼ真相を掴んだと言っても過言ではない。よく米国のテレビ局や新聞社が権力中枢部の犯罪を掴んでいく様を見せつけられてカッコいい!とか憧れたものだが、この番組もかなり立派なものだ。ここまで証拠(番組内では証言者らの名前は伏せられているが、実際には記録が残っている訳だから)を突きつけられて、果して検察庁はどう答えるのか?楽しみだ。これで返事をしないようなら、革命が起きちゃうぞ。(ま、もっとも検察庁はそういう公安問題をもっとも専門とする役所だから、それはそれで嬉しいのかもしれないが…)

 とにかく、難しい話は抜きにして、今回の放送は文句なしに面白い!中途半端なハリウッド映画の74倍ぐらい面白い。74倍という数字の根拠については質問しないように。理由なんかない。とにかく、面白いのだ。

 さて、この番組のサイトには、今回の放送に限らず、これまで放送された番組内容(最近のもの)をストリーミング中継で視聴することが出来る。どれも素晴らしいものばかりだ。ところが、なぜかこんなにも素晴らしい番組であるにも関わらず、この番組はこの秋で放送を終了する。その理由について、テレビ朝日は「視聴率」だとコメントしている。この放送局は普段、ことあるごとに「報道の」という冠言葉を多用してきたように思うのだが、どうやらその冠を外す決意をしたらしい。実際、この番組は土曜日の午前10時50分から11時45分の報道番組としてはそこそこの視聴率を保っている。同局のゴールデンタイムの人気番組と比べてもそれほど恥ずかしくない数字だったりもする。でも、終了する。終了するこの番組が、まるでその打切りに対する憤りを形にするように行っている連続企画の名前は「権力への挑戦シリーズ」。う〜ん。

 と、そんなザ・スクープのメインキャスターについての書き込みがパルマガBBSに届いていた。



●by 特派員 【GOTO記者】

<三井被告の裁判>

三井被告の裁判では,鳥越俊太郎さんの書いたものが一番読み応えがありました。

■3分間で、最近のニュースを知る。鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」第868回(ほぼ日)
■3分間で、最近のニュースを知る。鳥越俊太郎の「あのくさ こればい!」第869回(ほぼ日)

●by 機長

 実は読んでいなかったので、さっそく読んでみた。

「弁護士11人。検事11人。まるでサッカーの陣容だ。イレブンの対決。しかし実際には互角の対決にならずに、公訴棄却・・・つまり、この事件は検察庁の裏金問題を内部告発しようとした三井被告を口封じにために強引に逮捕したものだから、事件自体が公訴されるものではない、という弁護側が攻めに回り、検察側はその手に乗ったら危ないとほとんど口を閉ざして逃げに終始したというのが真相だろう。」

 さすがに「三井環被告は4月22日の午後3時に私に対して、初めてテレビカメラの前で検察庁の裏金「調査活動費」の流用問題について内部告発をしようとしていた、まさにその寸前、逮捕された」というほど、この事件にかなり直接関わっていると思われる人間の文章は、確かに注目に値する。とにかく注目の裁判だ。



<続・便利な奇跡を起こしたい>

■パルマガ百萬アクセス記念プレゼント第2弾(パルマガ)

 この2日間ほど、週末だったせいもあって、このプレゼント企画への応募数がぐんぐん上昇した。しかも、どれも面白い!何が?…と言って、人にはそれぞれさまざまなPDA(今回はとくにPalmOSマシン)の使い方があり、「こんなPalmwareが欲しい!」と言っても、やっぱりそれぞれ違ったモノを欲しがっている訳だ。読んでいてとても楽しい気分になる。

 とは言え、プレゼント総数として予定している100名には、まだまだ遠すぎる。だもんで、是非是非〆切の8月15日までに作文を送ってもらいたい。字数は自由だし、プレゼントは今のままなら応募してくれた人全員に行き渡りそうなので、是非是非送ってもらいたい。

 ところで、応募者の皆さんにたったひとつだけ注意させてもらいたいことがある。それは、作文を発表する際の「公表してもいい名前」を必ず書き添えて欲しいのだ。なお、その際にハンドルネームなどを指定する場合は、文章の冒頭などにハッキリとその旨を書いて欲しい。すでに作文を送った人でも「あ、書き忘れた!」という場合は、改めて「公表してもいい名前」をお知らせいただきたい。前にも書いたように、今回の募集は公表を前提にしたものなので、是非是非「公表してもいい名前」を書き添えて欲しいのだ。ちなみに、メール内にとくに名前の指定がない場合は、署名欄の名前(本名など)をそのまま書かせてもらう。また、それすらもメール内になかった場合は、メールアドレスの冒頭の部分(@より前の部分)を名前替わりに使わせて貰うことになるで要注意。

 とにかくまだまだ募集しているので、是非是非よろしく!…とか書いているうちにまた応募作文が届いた。みんな本当にありがとう!でも、予定数まではまだまだだから待ってるよん!

 あ、そうそう、現在応募はどれぐらいなの?…という質問を貰ったのだが、ではこっそりと教えよう。週の後半になってからの猛烈な追い込みを含めて、日曜日の深夜現在で「50通」弱だ。まだまだ予定数の半分にも届いていない。ただし、この数字は内緒だよ。(じゃ、書くな、とかツッコミはなしでよろしく)

 実は、応募開始前に相談したパルマガライターの一人から「いくらパルマガでも、作文という面倒な作品の応募では100通はとても無理だと思いますよ。思い切ってかなり減らしませんか?」というアドバイスを貰っていた。実際、機長の勘でもプレゼントはPalmOSマシンでもないし、作文を書くという行為は「とにかくメールを送ってね!」というレベルよりも厳しいため、100という数字はさすがに難しいだろうと思っていた。でも、100にした。その最初の理由は百萬アクセス記念だからそのまんま「百」で!ということだったが、応募の直前になっていきなり気が変わった。プレゼント云々よりも、「こんなPalmwareが欲しかった!」という企画から、たとえひとつでも魅力的なPalmwareが生まれたら最高じゃないか?それが未来の定番Palmwareであっても、逆にごくごく少数の人間しか使わないような特殊なPalmwareであっても!…と思った。だから、そのためにも、母数は多い方がいいと思った。

 ところで、このところ連日、読者の皆さまに「こんなPalmwareが欲しかった!」の作文を是非送って!と書いている機長だが、実はそれとは別にもうひとつお願いしたいことがある。それはこんなお願いだ。

 つまり、Palmwareの作家の皆さん、是非とも今回の応募作文がパルマガ上で発表された暁には、そこに書かれたすべての作文に目を通して欲しい。そうして、これは是非作りたいと思ったら是非とも作ってもらいたい。その際に、パルマガから特別な条件をつけようとは思わない。出来ればフリーウェアにしてもらいたいがそれとて絶対条件ではない。その替わりに、パルマガの方からも「このアイデアはプログラマの●●さんだけが作って下さい!」などと注文もつけるつもりはない。一人だろうが複数だろうが、作りたい人がそのアイデアを具体化すればいい。そう思っている。これが今回の企画の基本スタンスなので、権利のことなど気にしないで気に入ったPalmwareのアイデアが見つかったら、是非ともそれを新作Palmware(あるいは旧作の改訂版)という形で実現して欲しい。でもそのためにも、読者の皆さんには是非とも作文を送ってもらいたい!くどうようだが是非!すべてはそこからしか始まらない。

※パルマガ百萬アクセス記念プレゼント第2弾!

【機長日誌】
最近のパルマガは、パルマガ百萬アクセス記念プレゼント第2弾と三井環事件ばかりじゃないかとお嘆きの貴兄、貴女へ!…その通りだ。
そんなのつまらん!もっとPalmOS関連の情報を!という皆さんは、機長以外のパルマガライターのコラムを読んで欲しい。